やすだに暮らす/暮らす人々の横顔

せせらぎの郷 小川
小松羽津美さん

子どもの声に未来を感じるので、
小川地区にもっと響いて欲しいです。

平成11年に東京からUターンしました。

昭和56年、生徒数の減少により小川小学校は役目を終えましたが、その講堂などをリニューアルし、平成17年春にいきいき田舎活動拠点施設「せせらぎの郷、小川」としてオープン。地域住民交流の拠点、自然豊かな田舎暮らしの体験、宿泊場所となりました。宿泊や田舎体験の申込みはなど、利用に関することは安田町教育委員会になりますが、実際に施設管理や体験メニューを実施するのは小川地区の人たちが協力して行います。管理人も同地区に住む小松羽津美さんです。
小松さんはご両親と同居するために、平成11年に東京からUターン。それまでは東京で服飾関係の仕事をしていました。帰郷してからはヘルパーの資格を取得し介護の仕事をしています。そして平成21年3月から「せせらぎの郷、小川」の管理人として、忙しいひと夏を過ごしました。

小川の自然とおもてなしがあります。

「今日の宿泊は大阪、高知で暮らす家族・友人たち十数人のグループです。小川川を堰きとめてプールにしますから、都会の子どもたちは大喜びです。自然の中で思いっきり遊んで欲しいし、元気な子どもたちの声が響いたら、地区の人も元気になります。宿泊施設の利用のほかに田舎体験ができます。例えば田舎寿司づくりやそば打ち体験、こんにゃくづくりなど、いろんなメニューがあり、小川地区の人たちが指導しながら、田舎の味を伝えます。お客さんの中には、田舎の究極の朝ごはんを食べたいとリクエストがあり、人数、金額など相談して対応したことがあります。出来ないことは断りますが、精一杯対応していきたいですね」。
子どもたちのサマースクールやクラブの合宿、大人数の家族・グループ旅行など毎年利用するリピーターも多く、県内外にお客さんが広がっています。

  • 地元の人が子どもたちのプールのために、小川川を板で堰きとめる技を披露してくれました。自然の川がプール。元気な声が小川地区に響きます。

せせらぎの郷小川
問い合わせ/安田町教育委員会
Tel 0887-38-5711
高知県安芸郡安田町大字小川52-1MAP

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